まとめばスイス

物価高の国で仏陀の如く過ごしたい

Cela coûte les yeux de la tête! 物価高スイスで使える、値段に関するフランス語の表現

現在、スイスの大手スーパーMigro が経営する語学学校で、細々とフランス語を勉強しています。日本でいえばイオンのカルチャーセンターに相当するのでしょうか。一応、スイス政府公認語学学校です。

スイスの滞在許可を取得する際、2020年以降、EU国籍以外の申請者は居住予定地で使用される公用語が使えるか、あるいは学習する意思があるかを証明する必要があります。私は、スイス政府公認語学学校の授業料振り込み確認書を滞在許可申請書に添付しました。その際にいくつか調べたところ、政府公認語学学校の中ではMigrosが一番費用がかからなかったので。

このコロナのご時世ですので、オンラインコースを選択しました。講師との会話ができるコースもありましたが、自分のレベルは初級(A1)だし、まずは自分のペースで文法勉強からやろうと思い、機械相手にしゃべったり書き込んだりしています。

 

さて、そのオンラインコースの中で、今日出てきた表現が、本稿のタイトル。

 

Cela coûte les yeux de la tête!

 

ちょっと不自然かもですが、文章をあえて単語別にばらすと、以下のとおり。

Cela=それ

coûte=(費用が)かかる

les yeux=目(複数)。単数で「一つの目」は un œil

de=の

la tête=頭

 

「それは両の眼に値する。」→「目の玉が飛び出るほどの値段だ」という意味だそうで。

 

フランス語初心者の私が気になるのは、以下の点。

  1. 「目」という単語の単数形と複数形違いすぎ。なんでこんなことになっているのか?
  2. 「頭の目」ってなんなん?頭じゃないところにある目というものが何かあって、その目じゃなくて、私のあるいはきみの頭についてる、その目じゃあ!ということなのか?
  3. 英語だとおなじ意味のことを It costs an arm and a leg. というらしい。腕1本と足1本。英語の場合、ペアのもう片方はまだ残っている(以前持っていかれてないとして)。フランス語の場合、目玉2つとも持っていかれてしまう。厳しいのう。

 

せっかくなので、オンラインコースで出てきた、値段に関するほかの表現も以下記録。

  1. めっちゃ値段高い!
    Cela coûte les yeux de la tête!
    Cela coûte une fortune.
    C'est trop cher.
  2. お買い得、安い
    C'est bon marche.
  3. お金がかからない
    Cela ne coûte rien.

 

スイスはとにかく物価高いので、さっそく使えそうな表現を教えてもらいました。

いまだに、毎回スーパーに行くたびに両目を持っていかれてしまいます・・・目玉何個あっても足らんわ。そのうち、物価に慣れて、目玉も飛び出ないようになるのかな。