まとめばスイス

物価高の国で仏陀の如く過ごしたい

インドのお祭り、ディワーリー直前。ダンテラスで買うもの、買ってはいけないもの

インドで買い物に縁起の良い日、ダンテラス

スイスを冠したブログですが、いきなりインドの話をします。なぜなら私の夫がインド出身だからです。私自身も昔インドに住んでおり、インドが懐かしいのでインドの話をします。

ってここまでで何回インド連呼したよ・・・スイスという語感がこれで払拭されただろうか。インドインド。

 

インドは広く、どの地方出身、あるいはどの宗教かで自分たちにとっての重要なお祭りは変わってきます。とはいえ、インドで最大の祭りは?といえば、ディワーリーとホーリーでしょう。最大といいつつ2つ挙げてますが。最近インドコミュニティが世界のいろいろな場所でホーリーやディワーリーを祝っていて、よく知られるようになってきている印象があります。

ディワーリーの2日前はダンテラスという日で、この日に買い物をすべしといわれています。

インドのお祭りの日程は月暦に従うため、日程は毎年異なり、今年2020年は、ダンテラスが11月12日、ディワーリーが11月14日です。

ダンテラスで何を買う?

ダンテラスでの買い物では、縁起物として金や銀、あるいはキッチン用品、家電などを買うべしといわれています。ほうきも良いのだそう。

インドに住む私の義家族は、毎年キッチン関係の何かを一新していることが多いようです。圧力鍋、ガス台、ミキサーなど。これら大物を毎年どんどん買い替えているわけではなく、かなり物持ち良く使った後に、もういよいよダメになって、さて買い替えというタイミングをダンテラスに合わせるという技。

インドも消費文化がますます流入して、市場で買えるものの種類も増えて、小金持っている人たちも以前より多くなり、普段から物を買う機会が増えて、ダンテラスを待たなくてもいいのかもしれないけれど。ダンテラス自体も商業主義と結びつきつつある、あるいは既に結びついているのかもしれないけれど。

それでも、自分たちの文化と物を大事にする心を持ちながら、行事を楽しむことができたらいいなと。

 

ダンテラスで買ってはいけないもの

ダンテラスで買ってはいけないもの、ダンテラスの日にやってはいけないことというのもあるそうです。

www.businessinsider.in

 

上の記事によると、買ってはいけないもの、やってはいけないことは以下の通り。

ダンテラスで買ってはいけないもの

  • 尖ったもの
  • ステンレススチール製の器具・用具(鉄が多く含まれているため)
  • 黒いもの
  • ガラス製品
  • 偽物の金(フェイクゴールド)

ダンテラスの日に行ってはいけないこと

  • 車を買う場合、支払いをダンテラスの日に行うこと
  • 贈り物をあげること
  • ローンの支払い、過去の請求書の支払い
  • ローンを借り始める、あるいは貸し始める

買ってはいけないものリストにステンレス製品があるのが驚きです。インドのキッチンとステンレス製品はなかなか切り離せないですよね。。。実際ステンレス製品をダンテラスで買っている人も多いと思うんですけど。

それともあれかなあ、ステンレス製品ばっかり人気だから、ほかのもっと高いものを買わせようという新しいマーケットの罠かなあ。

今度、なんで鉄がだめなのか、誰かに聞いてみよう。

我々もスイスでダンテラス

スイスでは当然、ダンテラスセールがあるわけもなく。もう少し待ったらブラックフライデーだけど・・・ブラックフライデーまで待ったら、それはもうダンテラスではない。

というわけで買うべし。ブラックフライデーは忘れて、未来のことはわからないから。今を生きよ。

とはいえ、いくら縁起物でも、不要なもの、実用的でないものは買いたくない。

検討した結果、ビアレッティにします。

実は、以前、モカエキスプレスを使っていたのですが、ある朝寝ぼけて水を入れないまま火にかけてしまい、空焚きで痛めてしまっていたのでした。パッキンと持ち手がドロドロに溶けてしまった。そこまで空焚きになる前に気づけよという話ですが・・・。火事にならなくてよかった。

もしかして部品交換でなんとかなるかも?とケチ精神で(場所も取らないし)一旦保管してみていたものの、スイスへの引っ越しを機に捨ててました。

今回、以前とまったく同じモカエキスプレスをもう一度買いなおすことも考えましたが、せっかくのダンテラスなので、

Bialetti Moka Brikka 

にします。

 

クレマがめちゃくちゃおいしそうに見える~。自分でこんなにうまくできるかはわからないけど。

そして、Moka Brikkaはアルミニウム製。ステンレス製ではないので、ダンテラスにはうってつけ。(仮にステンレス製品でも必要なら全く気にしないけど・・・)

おわりに

 

 

スイス1年目のダンテラスもディワーリーも、友人も家族もいない中、ひっそりと過ぎていきそうですが、それでも自分たちができることはやって、自己満足するのも非常に大切。

家の備品一つ一つが、これはいついつのダンテラスで買ったものという思い出とともに使われるのって、いいなあ。