まとめばスイス

物価高の国で仏陀の如く過ごしたい

スイス版 iDeCo口座 個人年金3a口座をついに開設

先日、スイスで節税したいんで、今年中に個人年金をどげんかせんといかん。という記事を書きました(以下)。

jptoch.hatenablog.com

 

スイスで「3a」と呼ばれる税制優遇がある個人年金制度は、日本でいえば iDeCo に該当するのでしょうか。

検討の結果、VIACという会社の3a口座を開設しました。

以下、覚え書き。

格安系(オンライン系)を選択した理由

  • 店舗でコーヒーを頂いたり、商品の詳細説明を受ける必要はないから、格安のオンライン会社で全く問題ない。
  • 全部オンラインで手続きできるから、時間の節約になる。
  • 年間手数料が通常の銀行や保険会社と比較して相当おとく。

オンライン系の中でVIACを選択した理由

以下、なんやら横文字の会社名が連なっていますが、各会社についてほんのちょっぴりではありますが上のリンクで言及していますのでよかったらご参照ください。

  • Descartesは英語サイトがないため却下(さすがにお金がからむところでは超初心者レベルのフランス語をついでに勉強しようという気にならない)。

  • Selmaは手数料が(格安系の中では)割高なようなので却下。

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    Finpensionは手数料一律0.39%と最安値。さすが今年10月に始めたばかりなだけある。ただしこれにVAT7.7%が加算され、実際の手数料は0.42%となるが、それでもFlanklyの一律料金0.47%より安い。ただし、Finpensionはスイス国外に転居した際の解約手数料が250フランかかる。今後、万が一他国で転職の可能性を考えると、我が家では残念ながら却下。
  • Franklyは最後までVIACとどちらにするか迷った。口座開設前のウェブサイトに各プランの手数料リストが記載されていない。
  • VIACはその点、口座開設前のウェブサイトに各プランの手数料総額が明記されてており、Franklyと比較すると透明性がより高いように感じた。これが決定的。
  • 我々は株式に最大限投資するプランを選択する予定だが、同プランの手数料を比較した場合、VIACは0.54%で投資商品に係る手数料込み、Franklyは0.47%で投資商品に係る手数料は別途。上記の通り、Franklyの手数料リストは少なくともウェブサイトのすぐ見つかる場所にはない。そのため最終的な手数料を含んだ金額はVIACと同等レベルになる可能性も。すごく探せばわかるかもしれないが・・・
  • VIACの手数料は選択するプランによって異なる。もし将来的に債権の割合が多いプランに変えた場合、手数料は低くなる。
  • VIACはアプリとウェブで利用可能。Franklyは今のところアプリのみ。私はデジタルネイティヴではないからか、アプリだけよりもウェブ版あるほうが使いやすい。ただしこれは nice to have レベル。
  • VIACは無料でミニ保険がついてくるらしい。本当に必要なものかよくわからないけど、一応情報として書いておく。

なお、以下は、公式サイトでは情報見つけることできず、ネットの口コミで見かけた未確認情報なので要注意だが備忘として。

  • Flanklyのプランは為替ヘッジの割合が高く、長期的にみて運用成績に影響があるとか?
  • Flanklyの手数料は一律0.47%なのが売りだが、投資していない現金部分にもこの手数料がかかるとか?

VIACの登録、本当に簡単にできた

必要書類は夫(納税者)の滞在許可証コピーのみ。本当に5分くらいですぐに開設できた。すごい。

ちなみに、VIACに限らず、各社、割引コードがネットのあちこちに落ちているようなので、登録前に探すとよいと思われます。

とりあえず、12月中に何とか開設できてよかった。これ、通常の銀行や保険会社だと、たぶん郵送で書類送ったり送られたりでもっと時間かかるんじゃなのかな(実際にやってないので憶測)。

 

おことわり

当記事は、私がアクセスした範囲の情報に基づいた個人的な覚え書きを目的として書きました。

本記事に起因する損害について、直接的間接的にかかわらず、筆者は一切責任を負いません。

本記事の内容で不正確な箇所があれば、ぜひご指摘ください。